近代はAIブームといわれており、機械学習や深層学習がメジャーとなっています。ここでは、AIを語るうえで欠かせない、ニューラールネットワークとディープラーニングについて解説していきます。またそれぞれがどのように違うのかについても触れていきます。
ニューラルネットワークとは?
ニューラルネットワークは、簡潔にいえば、人間の脳のはたらきをコンピュータで再現したものになります。人間の脳は多くの神経細胞が存在し、電気信号の伝達で情報を処理しています。この電気信号の伝達の仕組みを応用したのがニューラルネットワークといわれています。
ディープラーニングとは?
ディープラーニングは、コンピュータによって自動的に膨大なデータの中から、データの特徴を見つけていく技術のことを指します。
ディープラーニングは、以下のようなシーンで活用されています。
*画像認識:防犯カメラ、自動運転
*自動言語処理:チャットボット、翻訳
*音声認識:文字起こし技術
このように、ディープラーニングは身近なさまざまなものに利用されています。
ニューラルネットワークとディープラーニングの違いとは?
ニューラルネットワークとディープラーニングの違いについてですが、データの特徴を人間が決めるのか、コンピュータが決めるのかという点にあります。ニューラルネットワークは人間が決定し、ディープラーニングはコンピュータが決定します。
そして、ニューラルネットワークとディープラーニングとの関係性ですが、ディープラーニングは、ニューラルネットワークを多層化し、特徴量を自動決定する手法ということになります。したがって、ニューラルネットワークがベースとなり、それを応用したのがディープラーニングということになります。
ディープラーニングは前述したとおり、さまざまな分野で活用・実用化されつつあります。ディープラーニングは、ニューラルネットワークが存在していなければ不可能であった技術なのです。
まとめ
ここまで、ニューラルネットワーク、ディープラーニングについてそれぞれ解説してきました。ディープラーニングは、ニューラルネットワークをベースとし発展させた技術です。ディープラーニングは現代の社会においてさまざまなものに活用されつつあり、今後も人々の生活を今よりももっと豊かにしていく可能性を秘めているといえるでしょう。