Macにセキュリティ対策は本当に不要?ウイルス感染のリスクについて

PCを使うユーザーにとって、ウイルス対策は大きな課題です。一般的にWindowsの方がMacと比べてウイルスに対して脆弱であることが周知されています。

長らく、Macについてセキュリティ対策は不要であるという論理が浸透していましたが、現在においてもそれは通用するのでしょうか。

ここでは、Macユーザーの方のために、Macのセキュリティについて焦点を当て解説をしていきます。

●Macのセキュリティ事情

これまでMacはセキュリティソフトの導入は必要ないといわれてきました。その根拠について解説をしていきます。

・OS自体が堅牢であること

MacOS自体が堅牢につくられているため、ウイルスなどの攻撃に対してコンピュータを守る仕組みが最初からOSに導入されていました。

MacのOSはとても優秀であるといえます。

・セキュリティソフトと同程度の機能を搭載している

Windowsにも見られる、Windowsセキュリティに該当するセキュリティ機能がMacにも標準で搭載されています。

・公式アプリストアの審査が厳しい

Apple社が提供する公式のアプリストアでは、審査がかなり厳しいため、ウイルスを拡散することを目的としたアプリについては公開される前に排除されます。

・MacOSをあまりターゲットにされていなかった

そもそもウイルスやマルウェアは、Windowsをターゲットにしたものが多く、Macに対してのウイルス制作者の絶対数が少ないという実情がありました。

そのため、Macはあまりウイルス対策をしていなかったとしても、標的にされることはそこまで多くありませんでした。

●Macがウイルスに感染するリスクについて

ここまで、Macはウイルスに感染するリスクは少ないと提唱してきましたが、MacOSにおいても感染するリスクは十歳にあります。

具体的には、以下のルートで感染する可能性があります。

・各種ソフトウェアを経由しての感染

・メールを経由しての感染

・Webサイトにアクセスしての感染

・USBメモリなどのメディアを経由しての感染

・ネットワーク経由からの感染

Macがウイルスに感染してしまうと、動作に不調をきたし、動作が重たくなります。またウイルスやマルウェアが、PC内に保管していたデータを破壊していく恐れもあります。

また、遠隔ソフトなどを仕込まれてしまうと、Macが第三者に乗っ取られ悪用される可能性もあります。

そして、ネットショッピングなどで利用するクレジットカードなどの個人情報についても、悪用される危険性もはらんでいます。

●まとめ

ここまでMacのセキュリティについて解説をしてきました。Macはウイルスに感染しないと長きに渡り考えられてきましたが、Macにおいてもウイルスに感染してしまうリスクは大いにあります。

Macだから大丈夫と考えるのではなく、しっかりとセキュリティソフトを導入するなどして、ウイルス対策を万全にし、大切なデータを自身で守ることが大切になります。