「ハイブリッドワークとは?」導入効果と成功させるポイントを解説

昨今、政府の推進する働き方改革により、私たちの勤務スタイルにも選択肢が増えています。そのひとつにハイブリッドワークがありますが正確に理解できている人は僅かです。

そこでこの記事ではハイブリッドワークの基本情報から導入メリット、成功させるポイントを解説します。

ハイブリッドワークとは?

例えば週5日の勤務の内、2日間を在宅勤務で残り3日間をオフィス勤務にするというものです。

このような働き方が求められる背景としてオフィスに出勤しないと出来ない業務があるためです。

一方で在宅勤務に適した業務も存在しており、ハイブリッドワークに注目する企業が増加しているのは事実です。

導入メリット

ハイブリッドワークを導入することで得られるメリットは以下の3つです。

・効率的な働き方ができる

従来はオフィス勤務であったため、勤務時間内はオフィスに拘束されていました。このため、同僚からの割り込みや上司の指示等で自分の業務に集中することが出来ませんでした。ところが在宅勤務であれば他の方に割り込まれることは無いため、自分の業務に集中できます。この結果、効率的な働き方が可能となります。

・コスト削減が可能となる

オフィス勤務の場合は社員全員のスペース、PC、机や椅子等のオフィス什器を揃える必要がありました。これに対してハイブリッドワークを導入することでオフィススペースやオフィス什器を削減できます。この結果、企業にとっては大きなコスト削減効果が期待できます。

・社員の定着率が向上する

ハイブリッドワークを導入することで社員は主体的に働き方を選択できます。このため、社員のモチベーションが高まることで定着率の向上が可能になります。

ハイブリッドワークを成功させるポイントとは?

ハイブリッドワークは労使共にメリットが多い反面、制度だけ導入しても上手く廻りません。そこでここではハイブリッドワークを成功させるためのポイントを2つご説明します。

・社員の勤務場所が分かる仕組みを導入する

各社員の勤務場所が分からないと無駄なコミュニケーションが増えて企業として業務効率が低下する恐れがあります。

そこでこれを解決する手段としてクラウド型の入退室管理ソフトを導入する手もあります。しかしながら企業側のコスト負担も大きいので手っ取り早く、全社員が共有できる場所にエクセルを置き、社員に毎日の勤務場所を記入して貰うという手法がリーズナブルです。

・リモートワーク手当を支給する

在宅勤務をする社員は、自宅に仕事用のPCやヘッドセット等のリモートワーク環境を揃える必要があります。

つまり、在宅勤務をする社員に対してオフィス勤務に準ずる環境を整備するためのリモートワーク手当を支給しましょう。

まとめ

この記事ではハイブリッドワークの基本情報から導入メリット、成功させるポイントを解説して来ました。この働き方は歴史も浅く世間に浸透するのにもう少しの時間が必要です。

しかしながら労使共にメリットが大きいので近い将来に一般的な働き方のひとつになるでしょう。