DX人材とは、DXを進めていくうえで必要な知識やスキルが備わった人材のことを指します。
IT業界への就職や転職を目指している人は、DX人材に憧れ志望する方も多いのではないでしょうか。
ここでは、DX人材に求められるスキルと、DX人材の育成方法について解説をしていきます。
●DX人材にとって必要なスキルとは？
DX人材に必要な5つのスキルについて解説していきます。
＊ITに関する基本的な知識
DX人材にとって、ITに関する基本的な知識が備わっていなければ、デジタル技術を活用した課題解決は不可能です。ネットワークやWEB、アプリケーションなどプロジェクトを推進していくうえで最低限の知識は必須となります。
＊デジタルトレンドについての知識
デジタルトレンドに関しては、日々刻々と新しいものが生まれてきます。従来のやり方に満足し、固執していては、有能なDX人材にはなれません。
先進的な技術についての情報をいち早くキャッチし、ビジネスでどのように活かすことができるのかという深い探究心が必要となります。
＊プロジェクトマネジメントスキル
DX人材には、高いプロジェクトマネジメントに関するスキルが求められます。
DXを進めていく中で、さまざまな課題に対して試行錯誤するというのは至極当然です。現状の課題に対して都度把握し、検討するということが大切になってきます。
問題の分析や解決、スケジュール管理、戦略の策定、コミュニケーションなどの能力が必要となります。
＊ビッグデータの活用
ビッグデータはDX人材にとって、新たな施策を行ううえでも大切なソースです。データサイエンティストまではいかなくても、ビッグデータがいかに重要であるか理解し、データや機械学習の活用でどのようなことが実現できるかについて把握しておく必要があります。
＊UXやUIの知識
どんなに優れたシステムを開発しても、ユーザーにとって使いにくいものであれば普及することはありません。UXやUIといった分野は、デザイナーのみならずプログラマーやエンジニアといった職種にも求められます。
●DX人材育成方法
DX人材を育成するコツですが、知識のインプットだけではなく、DX推進プロジェクトに参加させてみることが大切です。OJTを活用して、人材育成していくという考え方です。
ただ、プロジェクトに参加させても、本人の知識やスキルが追いつかずうまく指導できないというケースも出てきます。そのような場合は、スキルトランスファーの支援を行う外部ベンダーを探すというのもひとつの手です。プロジェクト開発の支援のみならず、実務を通して人材育成ができるため、企業にとってもプラスにはたらきます。
●まとめ
DX人材は多くの知識やスキルが求められます。DX人材には一朝一夕でなれるようなものではありませんが、コツコツと自身で勉強して知識を蓄積し、実践を重ねることが大切です。DX人材を目指す方は、ここで紹介した内容を参考にスキルを高めていってくださいね。